現在、68歳の年金で生活している年金生活者の男性です。年金だけの収入では、正直言って生活はカツカツなんです。

だから病気になったり、なにか急なお金の入用があった場合には対処できません。

だから毎日が不安です。貯金もありません。それゆえ、どこかお金を借りられるところがあれば、少しは安心できるのですが…。

ところで年金生活者ができるカードローンってあるのでしょうか?教えてください。

年金生活者も利用可能なカードローンあります

結論から先に申し上げると、年金生活者ができるカードローンはあります。ただし、利用できるカードローンはかなり限られてしまいます。

ゆえに、どの金融機関でも年金生活者がカードローンを利用できる訳ではありません。まずはこの点を留意しておいてください。

年金生活者がカードローンを利用するためには、2つの条件をクリアする必要があります。一つ目は、年齢制限です。

大半のカードローンでは、満20歳以上満65歳未満といった利用者の年齢制限を設けています。

それゆえ、そのような金融機関のカードローンでは年金生活者は利用できません。

そのことからもっと年齢制限の上限が高く設定されているカードローンを見つけなければならないのです。

たとえば、銀行のカードローンでも消費者金融のカードローンでも、満65歳以上でもOKと言ったところはあります。

たとえば、某大手銀行のカードローンは、年齢の上限が満69歳未満となっています。

また、某大手消費者金融のカードローンも満69歳未満との年齢制限になっているのです。

そして、そのような金融機関のカードローンなら、年金生活者ができるカードローンの年齢制限はまずクリアできるのです。

もうひとつのハードルは、収入の有無なのです。

つまり、年金を受給していても、シルバー人材派遣で働いていたり、アルバイトやパートでも良いので週2~3日くらいでも構わないので定期的に働いて収入があるかどうかが利用の可否における条件になるということなのです。

たとえば、先に触れた満69歳までカードローンが利用できる大手消費者金融の場合は、年金以外に何かしらの収入が無い場合にはカードローンの利用ができないのです。

他方で、年齢制限は満65歳未満となっていても、年金も安定収入と見做してくれて年金収入だけでもカードローンの利用を認めてくれる銀行や消費者金融もあるのです。

そのことから年金収入のみでも安定収入と見做してくれるかどうかで年金生活者ができるカードローンかそうでは無いかが分かれてしまうと言って良いのです。

そして、上記の指摘からも分かるように、年齢制限の上限と年金収入を安定収入と見做してくれる、この2つの条件を同時に満たしてくれるようなカードローンは極めて少ないと言って良いのです。

断定はできないのですが、現状で年金生活者ができるカードローンは、2社くらいしかないのではないかと思われます。

しかし、諦める必要はありません。実は地方銀行や信用金庫でも年金生活者でも利用できるカードローンはあるのです。

地銀や信用金庫では、年金生活者専用のカードローンを設けているところも多いので、そのようなカードローンを利用すれば先の2つの条件は同時にクリアできると思われます。

ただし、融資額は最大でも50万円くらいの小額融資となるところが大半です。

【参考ページはこちら】
年齢に関係無く利用できるカードローンはある?

年金生活者ができるカードローンってないの?

カードローンでは成人していて、かつ安定した収入があるという人に対して融資が行われるようになっています。

融資の中では利率や返済日などの様々な条件が設定されることとなりますが、これらの条件を納得したうえで履行していけるのであれば、多くの人が利用できるようになっています。

しかしこれらの条件については、いくら消費者が「大丈夫」といったところで、業者から判断をしてもらうまでは契約できるかどうかは分かりません。

中には自分は大丈夫だと思っていたにもかかわらず、契約の前段階である「審査」を受けてみると、利用を断られてしまったというような人もいるでしょう。

特に問題となるのが「収入を企業に勤めて得た給与以外に依存している」という人です。

に年金生活者などの場合は収入面においてマイナス要素になりやすく、カードローンを利用できないことが多いと言われているのですが、それでは年金生活者ができるカードローンというのは本当に無いのでしょうか。

これについては国内の業者それぞれの判断によって変わってきます。

大手の中にも少ないながらも年金生活者に対して融資をしているというような業者がいますので、そうした業者を吟味したうえで利用していくのであれば、融資を受けることは不可能ではありません。

とはいえ注意をしたいのが「契約においては年齢上限が設定されていることが多い」ということです。

これは満65歳や満69歳といったような設定をしていることがほとんどですから、70歳以上になってからカードローンを利用したいと言っても審査を受けることができないケースが多いのです。
(⇒カードローンは74歳以上でも使えるの?

しかし近年では老後であっても働くという人が増加傾向にありますし、カードローン業者としても現役世代への融資だけでは中々利益を出せなくなってきているというのも事実です。

そうした中では「高齢者に対しても融資をできる仕組みを作ろう」という動きも出ていますから、今後状況が変わっていく可能性は大きいといえます。