勤続10年、年収450万円のサラリーマンです。先日、銀行のカードローンの契約をしました。
50万円の利用限度額で申し込んだのですが、担当の方から「100万円の限度額で融資が可能です。
そちらの方が年利率も低いので、いかがですか」と案内されたので、そうしました。考えていなかったことなので、少し嬉しかったです。
そこで、疑問に思ったのですが、カードローンの借り入れ上限の金額はどのように決められるのでしょうか。
カードローンに限らず、金融機関や消費者金融会社の審査はなんとなく緊張してしまうものです。(こちらもご参考に→カードローンの審査基準って?)
なかには利用申込みの条件の項目として年収○○円以上などと明記している商品もありますが、多くの場合はそうではないので、結果を告げられるまで色々なことを考えてしまうというのが正直なところではないでしょうか。
消費者金融会社のカードローンは貸金業法の総量規制により年収の三分の一を超えて融資をすることができないので(クレジットカードのキャッシング枠も総量規制の対象になります)、借り入れ限度額の上限はわかりやすいところがあります。
しかしながら、銀行のカードローンは貸金業法の総量規制の対象外になります。
そのために、年収の三分の一を超えて融資を受けることが可能で、年収の半分程度の限度額の審査に通ることもめずらしいことではありません。
銀行のカードローンは保証会社(しばしば、消費者金融会社がそれにあたります)による審査と銀行による審査の二本立てです。
銀行による審査の部分で、その銀行における預金残高が評価されたり、土地家屋の資産状況が評価されたりということもありえます。
そのような時は半分以上の限度額の設定も考えられるでしょう。
初回契約時の審査が通った後、優良な取引を続けていると、融資を行っている銀行の方から限度額増額の案内があるということもめずらしいことではありません。
増額の際にも審査はなされるのですが、融資側から案内がなされる時は概ね通ると考えられます。
実際に限度額100万円で利用していた人のところに200万円への増額の案内がなされたこともあります。
逆に、限度額が低い方向で査定されてしまう要素としてはクレジットカードの支払いや携帯電話の料金の支払いにおける延滞などが挙げられます。
年収が高くてもこのような履歴はマイナスポイントになり、場合によっては融資自体を否決されますので、充分に心がけたいものです。
【参考ページはこちら】
カードローンの借り入れ額を上げる方法とは?
カードローンには借り入れ上限額というものがあります。
上限額が決められているからこそ、使い過ぎるリスクを防ぐことが出来て計画的な返済が行えます。
その上限額の範囲内でしたら何度でも利用が出来ますが累積した額が上限を超えてしまったら、そこで利用が出来なくなります。
(⇒カードローンの上限に関するおすすめ記事)
申込方法や申込者の状況によって設定内容は違ってきますが、借り入れ上限額は10万円から500万円の範囲で設定されています。
どのようにして上限額が決まるのかというと、申込者の収入状況や勤続年数や居住年数、また他社での借入の利用状況などから判断されています。
カードローンの申し込み時に審査が行われますが、審査に通過すると同時に利用限度額の設定も行われます。
また設定された借り入れ上限額は、枠が大きくても全部借入する必要はありません。
限度額というのはいざという時に借入が出来る最高額であるととらえておいた方が良いでしょう。
上限額の枠は再利用も可能で、たとえば100万円の上限額と設定されていて100万円分利用したとします。
分割で返済を行って30万円まで返済出来たとしたら、そこからさらに30万円利用することも出来ます。
カードローンには総量規制対象のものがあり、総量規制とは年収の三分の一以上の借入が出来ないということで、これは他の債務を含めての規制となります。
ですから借り入れ上限額の高いカードローンが利用出来る場合は総量規制の対象であるかを確認しておくとよいでしょう。
総量規制の対象は銀行系の発行するもの以外のカードローンとなりますが、銀行系でも十分な返済能力を求められるので審査もそれなりに厳しいものがあります。
また50万円以上の融資を受ける場合に収入証明書の提出を必要とする融資もあります。
借り入れ上限の高いものは、おまとめローンとして複数のローンをまとめるのにも適しています。
おまとめや借り換えにも活用出来ますが、上限額が高く設定されている分、収入状況が重視されることもあり、それまでの借入が大きくならないうつにまとめておくことが無難です。