先日、私の自家用車が事故に遭ってしまいました。
かなり破損が酷く、修理するか悩んだのですが、長年乗っていた車だったのと、生活上なるべく早めに車が必要だったので、この機会に新車を買おうと考えています。
ですが勿論、予定外の出費になるので、車を買う予算には、コツコツ貯めていた貯金だけでは到底足りず…金銭的にとても困っています。
少なくとも100万円、多くて300万円は購入資金として用意したいと考えています。
車の購入だけなら、マイカーローンを考えるのですが、今回は、新車購入以外の経費としても利用したいので、カードローンの申し込みを検討しています。
取り急ぎ、300万円を借りるという前提で、返済時に大きい負担にならないよう、なるべく金利の安いカードローンにしよう、という所までは決めているのですが…。
カードローンの借入条件で金利の項目を確認すると、「6.0%~12.8%」というようにある程度の範囲で表記されているので、「最も金利が安いカードローン」がどのカードローンになるのか分からず、明確に決める事が出来ません。
金利が最も安いカードローンの探し方として、何か良い方法はあるのでしょうか?
「実質年率14.6%!」とはっきりと言いきっているのであればその金利から変わる事はないんだな、と明確に分かりますが、基本的にはどのカードローンでも、金利は「6.0%~12.8%」、というようにある程度の範囲で表記されているため、はっきりとした金利が分かる事はないでしょう。
利用限度額別でも、同じ様にある程度の範囲で表記している事が殆どです。質問の利用限度額300万円だと、金利の範囲は大体、5~10%前後の設定になっていますよね。
実際にどのくらいの金利になるのか?という事を、銀行等に問い合わせるのも良い方法かとは思いますが、はっきりと断言して教えてくれる事はまずないでしょう。
実際の金利は、契約するまで具体的には分からない、というのが実情です。
なぜなら、カードローンに申し込んだ人の情報、いわゆる属性等で金利を変更するカードローンもありますから、同じカードローンで同じ金額を借りても、人によって多少金利が違う、という事もあり得るからです。
それでは、いくつかのカードローンに同時に申し込んで、一番条件が良かった所にする…なんて方法を考えたくなりますが、あまりオススメできる方法ではありません。
カードローン等のキャッシングは、同時に複数申し込もうとすると、申し込みしようとしている、という状況も信用情報機関に記録が残ります。
審査の際に、他のキャッシングに申し込んでいるとなると、「お金にかなり困っていて焦っているのかな?返済は出来るのかな?」と悪い印象に見えたり、総量規制の配慮の関係等で、審査に落ちてしまいやすくなるからです。
ですから、事前にそれぞれのカードローンの、金利幅の一番高い金利を比較して決める、という方法が無難です。
利用限度額300万円の金利幅が「6.0%~12.8%」なら「12.8%」、という部分を参考にして比較します。(こちらもご参考に→金利に関するおすすめ記事)
金利幅の一番低い金利を比較対象にしても、それより高い金利になってしまう可能性がありますから、あまり参考にするべき数字とは言えません。
一番高い金利を参考にすれば、その金利より高くなる事は絶対にありませんよね。
仮に、どのカードローンでも最も高い金利で契約する事になると考え、その金利が一番安いカードローンを選んでおき、もし実際に契約して想定より金利が安かったらもうけものだな、程度に考えておくのがいいでしょう。
【参考ページはこちら】
低金利カードローンにデメリットはある?
カードローンは、かつては大変金利が高く、利用するのも戸惑うことが多かったですが、近年は最高金利でも18%以下、最低金利では3.0%からと、かなり利用しやすい金利になっています。
利用者にとっては金利が低いほど、かかる利息が安くなりますから低金利かどうかに重点を置きます。
基本的に、金利は限度額によって決まってきます。(こちらもご参考に→カードローンの限度額に関するおすすめ記事)
限度額は低いと金利は高くなり、高いと低くなります。
また、限度額による金利の設定はそれぞれの金融機関によって異なっています。
例えば、限度額300万での金利ではどのぐらいになるのでしょうか。
ある大手の銀行だと、年率9.0%となっています。
これを、36回払いにすると毎月95,399円となり、利息だけで434,353円となります。
また、年率17.8%の場合では、毎月の返済が108,156円となり、利息は893,613となります。
これだけ見ると、金利が違うだけで利息の金額は、かなり違ってくることがわかります。
同じ限度額300万円まで借りるなら、少しでも金利が安いところにした方が総額の返済額の負担は少なくなります。
更に、300万円となると長期的な返済期間になりますから、それも踏まえておく必要があります。
返済期間が長くなるほど、元金にかかってくる利息を負担しなければなりません。
出来る限り、早く完済することでも利息の負担は少なくなります。
余裕があるときには、追加の返済を行っていき少しでも完済を早めていくように心がけましょう。
限度額が低いほど金利の負担は大きくなるので、ある程度実績が出来てきたら増額の申請を行うのも良い方法です。
特に、最初に最低の限度額で申し込んでいると、最も高い金利で設定されていますから、可能な限りは増額をしていった方が利用していくにも負担が少なくなります。
また、金利が低いところは審査が厳しめになりますので、申し込む前には充分に条件を揃えてから申し込んだ方がよいです。