私は現在病気の療養中で無職の状態にありますが、来月後半からは実家の仕事を少し手伝いながら就職活動をして社会復帰を目指そうと考えています。
しかし、これからの生活費や就活費用などのお金が心配なので銀行のカードローンを利用したいと思っています。
銀行カードローンは無職でも利用できるでしょうか。専業主婦なら利用できると聞いたのですが、他の無職の者はだめでしょうか。
銀行でも消費者金融でもカードローンの利用条件は安定した収入があることを前提としているため、無職の人がローンを利用することは難しいです。
しかし、無職の専業主婦(主夫)は配偶者に安定した収入があることを条件に利用できることがあります。
また、ローン事業者によっては無職の人でも近い将来に就職できることを前提に契約する場合もあり、その人の状態により利用できることもあり得るのです。
貸金業界ではカードローンの利用対象者の範囲が広がってきており、学生、パート、アルバイトや高齢者など安定した収入の少ない層まで対象に含まれるようになっています。
さらに、銀行などの金融機関の一部では一定の条件をつけているものの専業主婦を利用対象者としているケースも徐々に増えてきています。
しかし、専業主婦以外の無職の人を対象としているケースはほとんどないでしょう。
(⇒無職だけどカードローンを借りたい!)
専業主婦の場合、総量規制の影響で消費者金融から融資を受けることは事実上困難になっており、公式に融資を実施しているのは規制の適用外となる金融機関の一部だけです。
それでも収入がないというリスクの高い人を対象とするため、配偶者に安定した収入があることを条件としていることが多いですね。
そして、何よりも専業主婦を対象者とする金融機関もまだまだ少ないのが現状なのです。
他の無職の人の場合、まったくローンを利用できていないかというとそうではないようです。
例えば、無職の年金受給者の方は多くおられますが、ローン事業者によっては年金を収入とみなして無職の年金受給者と契約しているところもあります。
また、一時的に無職になっている方が近々定職に就く見込みが確実である場合などに契約に踏み切る消費者金融などもあるといわれています。
或いは派遣社員として派遣会社に登録し、これから派遣される見込みがある場合や、在宅ワークを行い一定の収入が見込める場合など近い将来に仕事をして収入が得られる見込みのある方はローンを利用できるかもしれません。
ただし、そのような個別の事情を聞き評価してくれるようなローン事業者でないと極めて難しいといってよいでしょう。
中小の消費者金融の中にはそうした個別の事情に耳を傾けるところもありますが多いとはいえません。
また、相談に乗る振りをして違法な取引に誘い込む悪質業者もいるので、条件のよい甘い話に乗らないようにくれぐれも注意してほしいものですね。
【参考ページはこちら】
失業保険中でもカードローン使える?
いざという時に頼りになるのがカードローンです。提携のATMやキャッシュディスペンサーなどから、簡単に借り入れができるのです。そ
んなカードローン、いざという時使うためには、予め作っておくのが便利です。
しかし、そんな用意周到な人はそうそういないようです。ピンチになってはじめてカードローンを作る人も多いようです。
カードローンをするには審査があります。銀行側もボランティアでお金を貸しているわけではありません。
貸したお金は利息を添えて、期日までにきちんと返してもらってはじめて営業ができるのです。
つまり、返してくれる人にのみ融資をするのです。借主が信頼に足る人物かどうか調べるために、審査という手段をとります。
まずはインターネットで簡易審査をして、それに通ると人の手による本審査となるところがほとんどです。
本審査では氏名、年齢、住所、勤務先、勤続年数など様々なことを聞かれます。これらの項目からその人が信頼できるかどうかを測るのです。
銀行カードローンは消費者金融のカードローンよりも審査が厳しいと言われています。
(⇒カードローンの審査基準ってどうなってる?)
その理由は明らかにはされていませんが、一説には総量規制の対象外だからではないかとも言われています。
つまり、より多額の融資をできるので、より信頼のできる人にのみ貸すということなのです。
そんな銀行カードローン、無職でも審査に通ることは可能なのでしょうか。
答えはNoです。無職ということは働いていない、つまり収入がないからです。借りたお金を返済できませんよね。(こちらもご参考に→無職でも銀行系カードローン申込める?)
ただし、仕事がなくても不動産を持っていて、それを運用しているというなら話は違ってくるかもしれませんし、資産が多いなら審査に通る可能性もあります。
ただ、そういう人がカードローンに申し込むかどうかというと、いささか疑問に思うところではあります。
審査に通るには、基本的に継続安定した収入が条件となります。今働いている会社で勤続年数1年以上あると、さらに審査に通りやすくなることが多いようです。