カードローンを使ってみようかなと思って、いろいろと調べてみて疑問に思ったんですけど、極度額とか、限度額とかってありますよね?

これって、どうやって決められるんですか?申し込みするときに希望額を提示できるみたいですけど、自由に設定しちゃっていいものなんでしょうか?

カードローンについてはまったくわからないんで、教えて欲しいんですがどうでしょうか?

カードローンの極度額はカード会社の審査基準により決められます

なるほど、カードローンの極度額について知りたいのじゃな。これは、カード会社がそれぞれ規定している審査基準によって決められるんじゃ。

もちろん、申し込みの際に希望額を提示できるものもあるが、全てこれで通るというわけではない。

希望額よりも低く設定されて審査結果が届く場合もあり、その逆もまた言えることじゃ。

具体的に、どのようなプロセスで決定されるかの例を教えよう。まず、申し込みを受けた時点で、申請者の条件をランク付けしていくのじゃ。

項目毎にポイントが設けられていると考えるとわかりやすい。例えば、属性の項目でいうと、「会社員」、「公務員」、「自営業」、「学生」、「パート」、「専業主婦」などでそれぞれポイントが決まっているのじゃ。

それらに加えて、会社の規模によってや、勤続歴なども加味されて、ポイントが加減される。会社の規模というのは、将来性じゃな。

長く続いていくという保証が得られそうな大会社であればあるほど高評価となる。勤続歴は、長ければ長いほど高評価を得られるのじゃ。

これらのポイントを集計して、そのポイントに応じてランクが決定される。このポイントであれば、これだけ貸し付けをしてもよいな、と判断するというわけじゃ。

それはそのまま、その人の信用の評価点だと置き換えることもできる。

わざわざ置き換えるということは、「信用がついてくれば、評価点は上げられるということ」を意味している。

つまり、カードローンの極度額は、カード会社側からの利用者に対する信用の尺度だと見ることもできる。これだけは貸しても大丈夫だと判断している、ということじゃな。

そしてこれは、カードローンを利用していく中で、きちんと返済をしていき、信用を積み上げていくことで変化させることが可能なのじゃ。

カードローンを長く、たくさん利用していくと、極度額も上げていけるのじゃ。

カードローンの利用経歴は、クレジットヒストリーといって、カード会社が利用者の信用を判断する上では、非常に重要なファクターなのじゃ。

住宅ローンなどの大規模な審査を行う場合には、特に重要となる。

それが評価点となり、次第に多くのお金を貸し付けしてもよいとの判断をもらえるようになるのじゃ。

カードローンの審査に通った場合は、是非これらのことも頭に入れておき、延滞など金融事故が起こらないように気をつけて利用していってほしい。

カードローンの極度額ってどういうものなの?

カードローンを利用するという場合には、その専門的な用語についても事前に理解してなくてはなりません。

もちろんわからないことがあった場合でも、それぞれの会社のオペレーターに質問をすればすぐに答えてもらうことができます。

とはいえ、そうしたすぐに答えてもらえる疑問であったとしても、事前に知識として備えておくにこしたことはありません。

ではカードローンの用語の中でも、あまり知られていない用語である「極度額」とはどういったものなのでしょうか。

これは「限度額の限界」というものになります。

限度額とは「その消費者が借入をすることができる限界の金額」であり、「信用を蓄積してもらうことで引き上げることができるもの」です。

一般的に、今までいちどもカードローンを利用したことが無いというような人の場合には最初は少ない限度額が設定され、その後段階的に限度額が引き上げられていくこととなりますが、それがどれだけ上がったとしても極度額を超えるということはありません。

極度額は審査をした時点で「信用が最高の状態になったらこれくらいは融資しても問題ない」というものなのです。

では極度額を上げることはできないのかというと、消費者金融系の場合は年収を増やすことで対応できる場合があります。

消費者金融での貸し付けは貸金業法によって制限されるものであり、貸金業法には総量規制が存在しています。

総量規制では消費者に対する消費目的融資は年収の三分の一までに制限されることとなりますから、基本的な消費者への貸付の限界が、これになるのです。

年収を増やせばその三分の一の数字も高くなるわけですから、より多くの貸し付けをしてもらえるということになるでしょう。

銀行系カードローンの場合は総量規制を受けませんが、その分、審査における信用判断が非常に重視されることとなります。

そのため消費者の意向だけで極度額を上げることはできませんから、それぞれの銀行と交渉をして決定されるということになるでしょう。

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