中堅の精密機械メーカーで働いている中間管理職の49歳の男性社員です。趣味がゴルフなのでけっこうお金がかかりますね…。
そんなときにはカードローンを重宝に利用させてもらっていますよ。
が、限度額が小さいので利用しては返済して自分自身でカードローンの利用枠の空きを作っているような現状なんです。
で、もう少しでも利用限度額が増えればありがたいと思っているのです。
そこでカードローンを利用し始めてから年収もいくらか増えたし、利用してから1年半くらいは経っているのでそろそろ限度額を上げる申請をしようと考えています。
他方で過去に一度だけカードローン会社から増額のお誘いがあったのですが、そのときは必要性をあまり感じなかったので増額を申し込みませんでした。
でも今回はカードローンの限度額を上げる審査に申し込むつもりです。ところで限度額を上げる審査でも会社に電話って来るのでしょうか?
わかりました。あなたの質問に答えましょう。
まず最初に言っておきたい事は、いかなるカードローン会社でもカードローンの利用実績を積み上げていけば必ず限度額を上げてくれます。
あなたが過去にカードローン会社から増額のお知らせが届いたということがその証左と言えます。
ただし、消費者金融のカードローンでは総量規制の対象となるので、すでに限度額が年収の3分の1までになっていると利用実績を積み上げてもそれ以上限度額は上がりません。
限度額をさらに上げてもらうためには年収を増やす以外に方法はありません。
また、年収が少しでも増えることは返済能力の上積みとなるので、限度額を上げる審査に通り易くなります。(こちらもご参考に→カードローンの限度額はどうやって設定される?)
そして、限度額を上げる審査にパスするためには、きちんとした返済の実績を半年間以上、できれば1年間くらいはしっかり積み上げることなのです。
きちんとした返済実績とは、返済の遅延や滞納をしないクリーンな返済実績のことです。
過去に返済の延滞履歴があると増額審査に通るのは難しくなります。加えて、借入の実績を積むことも大切です。
と言うのは、たくさんお金を借りてくれる顧客がカードローン会社にとっては優良顧客となるからなんです。
それゆえ、返済はきちんとしているが、借り入れ実績が少ないと限度額を上げてくれない場合もあると考えておいてください。
さて、限度額を上げる審査で会社に電話をする在籍確認があるのかについてですが、限度額を上げる審査ではまずカードローン会社から会社に電話をすることはないと言って良いでしょう。
それは新規融資の審査と増額審査とは異なるからなのです。新規融資の審査では、言ってみれば申込者の素性をしっかり把握することで信用度を調べる審査となります。
一方で、限度額を上げる審査では、すでに申込者の素性は把握しているので審査で重要になる点は返済能力のみとなるのです。
それゆえ、在籍確認のような会社に電話はないと考えて良いのです。ただし、返済能力を審査するために収入証明書の提出は必ず必要になると考えてください。
また、確かな事は言えないのですが、転職した場合には、もしかしたら増額審査で会社に電話があるかもしれません。
が、その点も収入を証明できる給与明細書等を提出することになるので、それで転職先の確認を済ませてくれるかもしれませんね。
【参考ページはこちら】
限度額300万円で低金利のカードローンはある?
カードローンは、消費者金融などの貸金業者や銀行・信用金庫などの一般金融機関が個人の信用を担保に小口資金の融資をするものです。
借入方法は、キャッシング専用のカードを使い、金融機関のATMや提携コンビニATMなどで契約時に決められた上限金額の範囲内のキャッシングを利用することが出来ます。
また、返済もATMで行えますので、利便性の高さが人気になり利用者が急増したようです。
カードローンの利用には審査がありますが、利用される方はキャッシングを利用することを会社に知られたくありません。
そのため、審査で会社に電話をされることを心配する方が多くおられます。
ですが、銀行や消費者金融の在籍確認は、会社に電話をする際に、カードローンの利用を想像させるようなかけ方はしません。
例えば、会社に電話をかける時には、個人名を使い「××所属の○○さんをお願いします。」などのかけ方をします。
不在であることを先方が告げれば、確かにその会社に在籍していると判断するようです。
在籍確認の他、源泉徴収票などで収入を確認し、どの程度の利用額が返済可能かを判断しご利用上限金額を決定します。
また、カードローンはご利用上限金額が少額であるほど金利が高く設定されていますので、限度額を上げると適用金利が低くなる可能性があります。
そのため、限度額を上げる方がメリットがあると考える方もいるようですが、安易に限度額アップの申請をすることはおすすめ出来ません。
カードローンのような金融商品は、手元に現金が無くてもキャッシング用のカードを一枚持っているだけで、いつでもお金を使うことが出来てしまいます。
そのため、よほど自制心のある方でないと、安易な利用に走るリスクがあります。
人は、簡単に利用出来るものに慣れる性質を持っていますので、金利が低くても必要以上のキャッシングをしてしまうリスクが大きいのではないでしょうか。
返済が出来ない程多額の借金をしないよう、慎重に利用するようにしましょう。