今度初めて銀行カードローンの利用を考慮している男性の新入社員です。

で、先日のお昼休みに会社の先輩から「銀行カードローンって審査通りやすい時期ってもんがあるらしいぞ…だからその時期を狙って申し込んだ方がいいらしいよ…」って言われたんです。

そんな話はいままで聞いたことがなかったので「本当かなあ~?」ってそのときは感じたんです。

そこで本当に銀行カードローンには審査通りやすい時期というものがあるのでしょうか?是非とも教えてください!

審査通り易い時期は単なる噂でしょう

巷では「銀行カードローンの審査通りやすい時期がある…」と囁かれているようですね。が、そのような事実を裏付ける確たる証拠はないと考えられることから、銀行カードローンの審査通りやすい時期の是非については懐疑的と言わざるを得ないでしょうね。

他方で、そのような噂が立つ理由としては、銀行カードローンが何かしらのキャンペーンを行って新規顧客の獲得に積極的に乗り出している時期には「審査が緩くなるのでは…」と言ったような利用者の希望的観測も混じってあるのではないかと思われます。
(⇒審査に受かる申込みの秘訣とは

また、人づての噂やネット上の書き込み等で「あの銀行カードローン審査は今なら通り易いみたいだぞ…」といったあまり根拠の無い噂が流布するかたちで審査に通り易い時期といったことが持て囃されてしまう場合もあるかと思われます。

さらに言えば、銀行カードローンの融資担当者の事情として、自分のノルマを少しでも達成したいとのことから、やや審査を甘くして顧客を獲得するといったことで「審査が通りやすい時期」として認知されてしまうようなケースも無いとは言えません。

しかしながら、そのような銀行カードローンの審査通りやすい時期といった事実が客観的なデータとして公表されているわけでもなく、また実際にそのような通りやすい時期があるといった客観的で普遍的な事実を指摘できるわけでもないのです。

つまり、利用者の希望的観測や願望といったものが多分に加味されるかたちで創り上げられた、あくまでも噂の域を出ていない話と言って良いのではないでしょうか。

他方で「銀行カードローンの審査通りやすい時期」を懸命に探すよりも、自分が銀行カードローンの審査に通りやすい時期、あるいは状態をしっかり見計らって銀行カードローンの利用を考えた方がより現実的かつ実践的ではないでしょうか?

たとえば、転職する予定がある人は転職前に銀行カードローンに申し込んでおくといったことや、他社からカードローンの借金があるなら完済してから、あるいは少しでも借金を減らしてから銀行カードローンに申し込むといったように、自分自身で「銀行カードローンの審査通りやすい時期」といったものを創り上げることの方により信憑性ある“審査に通りやすい時期”というものを感じ取れます。

とかくカードローン利用については根も葉もない噂が実しやかに流布されることが多いようです。しかし、その多くが根拠の無い噂に過ぎないのです。

そして「銀行カードローンには審査通りやすい時期がある…」といった話しもそのような噂のひとつなのかもしれませんね。

【参考ページはこちら】
カードローン審査に通れなかった時の意外な原因

銀行カードローン審査通りやすい時期があるという噂は本当か

銀行カードローン審査通りやすい時期があると、時々噂されることがあります。決算などでよい結果を出したかったり、利用者の数を経営陣に報告するために、出来るだけ新規のカードローン利用客を集めたいので、審査を通りやすくする時期があるという噂です。

しかし、残念ながらこれは単なる噂話でしかありません。銀行がカードローンの審査を行うのに、時期によってその審査基準を変えることは絶対にありえないからです。もしもその様なことがまかり通ったとしたら、その様な銀行はとっくに倒産しています。

カードローンという金融サービスは、個人がその信用力だけでお金を借りることができるサービスです。担保や保証人を必要とすることはありません。そのため、申込んだ人の信用力は、慎重に審査されます。

その審査項目や審査基準は、一般的には開示されていませんが、申込書に記入する必要がある、年収や勤務先、勤続年数、それに居住形態や家族構成などが審査項目になると考えられています。

例えば年収や勤務先、それに勤続年数と言った事項は、安定した収入があるかどうかの判断材料となります。

安定した収入があって、しかもその金額が多いほど、カードローンを利用しても、きちんと契約通り返済してくれると期待できます。

居住形態としては、持ち家に住んでいる方が安定した生活を送っているとみなされますし、独り暮らしよりも家族と一緒に暮らしている方が、責任を持って仕事をして収入を得ているとみなされます。

カードローンの審査では、これらの審査項目に対して、銀行独自の審査基準で審査をし、申込者がお金を貸してもきちんと返してくれる人かどうかを判断します。
(⇒簡単に審査に通れるカードローンはある?

その審査項目や判断基準がぶれてしまっては、本来は審査を通らない、信用力の低い人を通してしまうことになってしまいます。

信用力の低い人を審査に通してしまうと、カードローンを利用したまま返済してくれない恐れが増してしまいます。そのため、銀行の経営に悪影響を及ぼすことになるのです。

もしも噂通りに、決算でよい結果を出すためといった理由でカードローンレベルで審査基準を時期によって変えていては、もっと金額の大きな融資案件でも同じようなことが起こってしまい、結果的にそのような銀行は倒産してしまうことになるのです。