会社員ですが、来月からサイドビジネスを始めることになって、パソコンなど仕事道具を揃えるのにまとまったお金が必要です。
そこでカードローンでそのお金を借りようと思っていろいろ金融機関のサイトを調べてみたらカードローンのサービスとフリーローンのサービスがあると書いてありました。
サービス内容を読んでみましたが、今ひとつカードローンとフリーローンの違いが分かりません。
どっちを選んだほうが良いのでしょうか。二つのローンの違いを分かりやすく教えてほしいです。
カードローンとフリーローン、言葉は良く聞きますが、具体的にどう違うのか分かっている人は少ないと思います。(こちらもご参考に→カードローンの系列、キャッシングとの違い)
端的に言えば、カードローンは借入限度額内であれば追加融資が何度でも可能ですが、フリーローンは追加融資ができないというのがサービス内容の違いです。具体的に数字を使って説明しましょう。
カードローンで限度額100万円のサービスを受ける場合、50万円借りて返済中でも、あと50万円必要になった時すぐに追加でお金を借りることができます。
それに対してフリーローンで限度額100万円のサービスであれば、一度50万円借りたら50万円を返済するまでは、残りの50万円は使うことができないのです。
もしどうしても残りの50万円を使いたいと言う人は、そのために改めて契約して審査を受けなければなりません。
それではカードローンとフリーローン、どちらが良いのでしょうか。
上記のような借り方の違いがあるので、借金を作り過ぎないでローンを利用したい人にはフリーローンがお薦めかもしれません。
借りたい額を借りて着実に返済していけば、無駄なお金を使うこともありません。
一方、借りる額が前もって予想がつかなかったり、支出が多いと見込まれる時はカードローンのほうが面倒な手続きなく借りられて便利です。
お金を借りる人の都合でカードローンかフリーローンを選択してください。
金利を比べてみましょう。金利は金融機関によって違いがありますが、同じ金融機関で比べてみると、フリーローンの方が若干安めに設定されています。
また、消費者金融会社と銀行のフリーローンでは、銀行の方が金利は安めになっています。審査の面ではどうでしょうか。
一般的にカードローンよりフリーローンの方が審査は通りやすいと言われています。また、消費者金融会社のほうが、銀行よりも審査は通り安いと言われています。
【参考ページはこちら】
カードローンとキャッシングの違いとは
カードローンとフリーローンの違いを数点説明します。
まず大きな違いとして、カードローンは決まった限度額の範囲内であれば何度でも借りれるローンであるのに対し、フリーローンは申込んだ金額を借りた後は、返済をしていくのみのローンである、という点が挙げられます。
例えば50万円借入を行い、残高があと20万円となった場合に、フリーローンであれば残る20万円を引き続き返済していくのみであるのに対し、カードローンは空枠である30万円(50万円-20万円)までであれば、再度借入を行うことが可能です。
フリーローンを借りた場合に追加融資を受けたいと思った場合には、再度ローンの申込を行い審査を受ける必要があるのに対し、カードローンは返済が進めばいつでも追加融資を受けることが可能であるという点において、突発的な資金の融通が利くのはカードローンであると言えるでしょう。
金利と審査基準という点においても違いはあります。金利と審査というのは、一般的に「返済をきちんとしてくれるお客様なのか」という点が大きな判断基準となります。
カードローンというのは、上記のとおり簡単に追加借入が可能であり、一度その利便性を体感してしまうと、返済を行えばすぐに限度額まで借りて、いつまでたっても残高が限度額一杯のまま、というケースも非常に多い商品です。
一方フリーローンについては、一度借りれば後は返済のみである為、決められた期間で確実に返済が終了する、という商品です。
上述の審査基準に照らし合わせれば、きちんと返済をしてくれるだろう=つまり金利も安く、審査も通りやすくできるのはフリーローンであるのが一般的です。(金融機関によって違いはあります。)
最後に、借金の意識という面においても違いはあります。金利と審査基準の説明でも述べましたが、カードローンは一度作れば金融機関の窓口に行かずとも、ATMで預金を引き出す感覚で追加借入が出来るのに対し、フリーローンは窓口で借用書に署名・押印を行い、決められた金額・期間で返済を行っていきます。
一時的にどうしても必要である為、やむを得ず借入をしたいという方はフリーローンの方が向いているかもしれません。
以上数点説明した通り、借りる目的・返済の計画等で二つの商品のメリット・デメリットは様々です。不明な点は金融機関の担当者にも質問を行いながら、自分に適したローンを申込むようにしましょう。